久しぶりに和室の掛け軸を変えました。
↑ これは書道の師範だった母の作品。
ほとんどの方は判読不能かと思いますので、一応書き記します。
とほき樹の上なる雲とわが胸と
再びあひぬ静かなる日や
尾上柴舟(おのえさいしゅう)の短歌です。
ただし、原文は
遠き樹の
上なる雲とわが胸と
たまたま逢ひぬ静かなる日や
なぜ母が「たまたま」を「再び」にしたのかは知る由もありません。
母にとって、伴侶を亡くした後の唯一の楽しみが書道だったようです。
母の残した掛け軸を見るたびに、
作品が出来上がると、私と妻に「どれがいいかしら?」と
うれしそうに尋ねる姿が目に浮かびます。
今日1月13日は母の命日でした。
おまけ。
↑ クッキーも思い起こしているのかな。