2016年 01月 13日

掛け軸に思うこと

久しぶりに和室の掛け軸を変えました。
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↑ これは書道の師範だった母の作品。

ほとんどの方は判読不能かと思いますので、一応書き記します。
とほき樹の上なる雲とわが胸と
再びあひぬ静かなる日や

尾上柴舟(おのえさいしゅう)の短歌です。
ただし、原文は
遠き樹の
上なる雲とわが胸と
たまたま逢ひぬ静かなる日や

なぜ母が「たまたま」を「再び」にしたのかは知る由もありません。

母にとって、伴侶を亡くした後の唯一の楽しみが書道だったようです。
母の残した掛け軸を見るたびに、
作品が出来上がると、私と妻に「どれがいいかしら?」と
うれしそうに尋ねる姿が目に浮かびます。

今日1月13日は母の命日でした。

おまけ。
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↑ クッキーも思い起こしているのかな。
 

 
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by 2001cookie | 2016-01-13 20:25 | 名称未設定 | Comments(2)
Commented by emi at 2016-01-27 23:22 x
「たまたま」を「再び」に変えたところに、お母様のお気持ちがこめられているような…
書でお母様を思い出すというのは、すごく素敵だなぁと思って、じ~んとしました。
Commented by 2001cookie at 2016-01-29 20:58
> emi さま
母は多くの作品を残してくれました。
思い出よりも多いくらいの。

私も人の心に残るような作品を生み出さなければ、と感じています。


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